野田塩ベコの道
野田村の海岸で焚かれた塩は、北上山地を越えて雫石や盛岡近在に多く運ばれ、穀物と交換されていました。この塩は、牛の背につけられて運ばれていたので「野田ベゴ」と呼ばれていました。長くて厳しい東北の冬を越すには、保存食に頼しか術がなく、当時の人々にとって、塩は野田塩ならずとも生活に欠くことのできない貴重なものでした。その命の塩を運ぶ塩の道は、牛が通るだけの狭い厳しい山道ながらも、海と山を結ぶ切っても切れない血潮の道であり、人の道でもあったのです。
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